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除電樹脂

除電樹脂

ネオスターの除電樹脂は、半導体の性質を持った樹脂で、非常に特殊な配合で
樹脂に電気伝導性を持たせています。
その配合率は、人間が自然帯電で帯電する電圧(3kv~6kv程度)を
効率的に吸収除去することができます。
 
通常、帯電した人体が金属等で高い電気伝導性を有する導電物質に触れると、
アーク放電といわれる、雷のような放電現象が起こり、
一気に体に蓄積された電気を放出するため、痛みを伴います。
ところが、除電樹脂を介して放電した場合、柔らかなコロナ放電へと
変換されるため、痛みを感じることなく、除電することが可能なのです。
相手側の放電物質の性質によって異なりますが、いずれにしても、
3kv以下に除電を行われた人体は、その後導電物質に触れても、
痛みを感じることはありません。

静電気とは

●静電気は電荷の移動によって発生する現象です。
 
通常、帯電していない状態の物質は同量の+-電子を持っています。
(+の電荷を帯びた原子核の周りを同数の-の電子が回転している状態です。)
物質同士が接触するとお互いの-の電子は、物質間を自由に行き来します。
この接触した物質同士を引き離すと、
片方は-の電子を失い+に帯電します。
このとき物質間に発生するのが「静電気」です。
+に帯電した人体が金属等(導電物)に近づくことで、
相手側の-電子を引き寄せます。
(この反対の場合もあります。)
このときに移動する電荷量が2kv以上で移動速度が0秒に
近いときに、痛みが発生します。
(移動する電荷量と痛みは比例します。)
通常の放電現象は電子の引き合う速度が限りなく0秒に近い「瞬間」に発生する現象のため、痛みを伴いますが、
除電樹脂を介して放電現象が発生した場合、電子の引き合う速度が少しゆっくりになります。
除電樹脂は完全導電物質同士の間で緩衝材のような役割を果たし、電子が通り抜けにくい状態にするため痛みが
発生しません。
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